概要

研究背景・目的 

メッキ業などのフッ素化合物を扱う小規模事業者にとって、平成25年に迫る排水基準の「一律化」に対応した水処理技術の構築は喫緊の課題です。

排水中フッ素処理の現状

小規模処理に適している薬剤添加による排水中フッ素の沈殿分離処理においては、以下の問題点が指摘されています。

  1. 含水率の高い大量のスラッジが発生する
  2. 処理水中のフッ素濃度を排水基準である8mg/L以下に低減させことが困難

現在の排水処理の課題.jpg

本研究でめざすこと

本研究では、生体内物質循環にヒントを得て開発した、「リン酸カルシウム塩を用いたフッ素回収・不溶化技術」を活用し、以下の課題に取り組みます。

  1. ナノバイオミメティックプロセスを活用した、水処理に適したリン酸カルシウム塩のデザイン・合成技術
  2. 排水処理効率を簡便に評価できる「オンサイトモニタリング」技術
  3. 副生物の触媒や水処理材料への再利用技術
  4. 上記技術を実装することによる企業倫理に立脚した企業価値・収益向上シナリオの構築